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- ペット生活はじめてさん 犬編
7.社会に慣れさせる練習をしよう
親犬や兄弟犬、友達犬と接して、犬同士のコミュニケーション方法を学ぶこと。人間と触れ合い、世の中のいろんな音やモノなどを体験して慣れさせ「社会に順応する力を養う」ことを社会化といいます。
その社会化に一番適しているのが生後3カ月までの子犬の時期。
この時期に経験したことは順応しやすく、あまり怖がらなくなります。
逆に、部屋から出さない状態でこの時期を過ごすと、初めて見るものや聞き慣れない音に過敏に反応して、引きこもりや逃走することも。ただし、生まれつき怖がりのタイプもいます。
無理やり体験させるのではなく、子犬が楽しく過ごしているか、様子をみながら徐々に慣らしていきましょう。
子犬のうちに体験させておきたい項目
犬同士で遊ぶ時間を作る
できるだけ他の犬といっしょに遊ばせる時間を作りましょう。近所に知り合いの犬がいないなら、パピー教室などを探しましょう
いろんなタイプの人と触れ合う機会を作る
男性・女性・子供・高齢者など。子犬を抱いて近所への挨拶し触ってもらうのもいいでしょう
いろんな音に慣れさせる
ドライヤー、掃除機、自動車、電車など。できれば花火や雷の音も体験させるといいでしょう
日常的な外出体験をさせる
自動車に乗せる、人込みの中を歩くなど
将来世話になる場所で楽しい体験をさせる
動物病院やサロンなどに遊びに行き、おやつをもらう、遊んでもらうなど、楽しい体験をさせましょう
8.甘咬(か)み・破壊対策をしよう
子犬は好奇心旺盛で、ニオイを嗅ぎ、咬(か)むことでその素材などを学習します。
人間の手に関しても、甘咬みをしますが、それを許しているとエスカレートして怪我を負うことにもなりかねません。
子犬の目の前で手をひらひらさせたり、獲物のような動きをしてじゃれさせるのは、子犬が手をおもちゃだと勘違いするから、絶対にやめましょう。遊ぶ時は必ず咬んでもいいおもちゃを使ってください。また子犬の時期は、歯が生え変わることもあり、いろんなものをかじりたい衝動にかられます。
気がつくとソファがボロボロになっていたというのもよくある話です。そうなる前に対策をとりましょう。
咬(か)む行動を悪化させないで
遊んでいる時に手を咬む時は
咬(か)んだ瞬間に「痛い!」と言って遊びを中止して、部屋を出るなどしばらく無視することです。人間の手を咬(か)むと遊びが中断される(=自分の行動で楽しいことができなくなる)経験から、咬(か)んではいけないことを学習していきます。しかし、体罰や叱ることはさらに犬を興奮させ攻撃性を引き出す場合があるのでおすすめできません
家具などを咬(か)み、破壊してしまう時は
子犬には咬(か)みたいという基本的欲求があります。また、長時間留守番をさせられたり、エネルギーをちゃんと発散できていない状態だと、そのストレスを咬(か)むことに向いてしまいます。咬(か)んではいけないものには、子犬が苦手な味のスプレーを。そして、咬(か)むおもちゃを使ってエネルギーをそちらに向けさせて、たっぷりと遊んであげることが対策になります
9.上手にお留守番できる犬にしよう
やんちゃ盛りの子犬だけでのお留守番にはどんなトラブルがあるかわかりません。しかし、トレーニングを行うことで、自分のハウスでおとなしく過ごせるようになっていれば、静かにお留守番させることができます。
しかし、ハウスとなるクレートやサークルに長時間入れっぱなしにするのは、決しておすすめできません。
長時間サークルなどに入れたままで育てられると、犬がさまざまなことを体験できる学習のチャンスを逃してしまうからです。ちょっとしたことに過敏になったり、興奮したり、臆病な犬になってしまう可能性もあります。
犬の生活の基本は、安全に配慮した部屋で自由に過ごすことだと思ってください。
ハウス・トレーニング
1.快適なハウスを用意する
ハウスは子犬がリラックスして眠れる広さがあるものを。屋根があり、扉以外が囲まれている洞穴型のクレートタイプがおすすめです。成犬になった時でも頭から入って無理なく方向転換ができる大きさのハウスが良いでしょう。ただし、広すぎると寝床だと認識されず、そこで排せつしてしまう場合があるので注意してください
2.ハウスに誘導する
母犬のニオイがついたもの、大好きなおもちゃ、食べ物などを中に入れて、子犬を呼び寄せてハウスの 中で与えます。これを繰り返し、ハウスのなかでは良いことが起こるというプラスのイメージをつけましょう
3.ハウスに慣れさせる
子犬が自ら喜んでハウスに入るようになったら、少しずつハウスで過ごす時間を増やしていきます。咬むおもちゃなどを入れて、夢中になって遊んでいる時に、少しの間扉を閉めてその状態にも慣らしましょう。この間は、必ずそばにいて隔離されたイメージを与えないようにしてください
4.飼い主が離れることに慣れさせる
普段からハウスの扉は開けておき、子犬が自分で中に入ってそこで休むようになったら、少しずつ飼い主がそばにいない状況にも慣れさせていきます
5.ハウスに滞在させる
子犬がハウスに十分慣れたら、扉を閉め、定期的に好物を入れてあげてハウスの中に子犬を長く滞在させるようにしましょう。最初は頻繁に入れ、子犬が出たがる前に扉を開けて出しましょう。しかし、出たがって吠えた場合は無視を。吠え止むのを待って、再び好物を入れます。吠えても無駄なこと、静かにしているといいことがあると教え、吠えていない時に出すようにしてください
6.短時間お留守番をさせる
ハウスでおとなしく過ごすことができるようになったら留守番も可能です。ただし、その日はしっかり遊ばせてエネルギーを発散させておきましょう。また、子犬の負担にならないよう留守番時間を止めてください。ハウスの中ではトイレを我慢しますので、子犬の次のトイレタイムまでには帰宅するようにしてください
10.畜犬登録と犬鑑札について
生後3カ月以上の犬には、「畜犬登録」と「狂犬病の予防注射の接種」が義務づけられています。登録は基本的に生涯に1回ですが、所在地や所有者が変わった場合、届け出が必要です。
登録書類は各地方自治体に提出し、愛犬が登録されると犬鑑札が交付されます。この犬鑑札は、狂犬病の注射済票とともに常に犬の首輪につけておくことになっています(違反すると20万円以下の罰金)。
鑑札には、固有の番号が刻印してあり、万が一迷子になっても、日本全国どこで保護されても、登録の飼い主に連絡が届くようになっています。また、迷子になった時の身元を伝える方法として迷子札をつけることや、マイクロチップを埋め込むこともおすすめです。
犬鑑札以外で身元を伝える方法
1.迷子札
近所で迷子になった場合、すぐに身元がわかって戻ってくる場合が多い
2.マイクロチップ
動物の体内に埋め込む個体識別のデータのこと。動物保護施設などに保護されるとAIPO ((社)日本動物保護管理協会)のデータベースで照会があり、ペットの身元が判明します。身元が判明した場合、施設から飼い主に連絡が届くシステムになっています
11.どきどきのお散歩デビュー
「散歩は外で排せつをさせるため」や「小型犬は、家で運動できるので散歩は必要ない」など考える人もいるようですが、そうではありません。散歩は犬にとって体の健康はもちろん、心の健康にも不可欠。すべての犬に必要なものです。
外を歩くことで、いろんな人や動物、乗り物に出会う経験ができますし、子犬同士で遊ばせたり、安全な場所でボールを追いかけさせるなど、室内ではできないさまざまな運動ができるのも魅力です。ただ歩くだけではなく、犬の運動やストレス解消、しつけの一環として、散歩を楽しみましょう。
散歩グッズ
カラー(首輪)
指が2本入る程度に調節します。家にいる時につけてみて、犬が後ずさりしても、抜けてしまわないか確認をしておきましょう。また、子犬は成長しますので、サイズを大きくすることを忘れていると、窮屈になっているかもしれません。時々チェックをしてください。
ハーネス(胴輪)
犬にとって引っ張りやすい形なので、ソリや荷車など引く仕事をする犬には向いていますが、リードを強く引っ張ってほしくない家庭犬は、さらに引っ張るようになると考えて下さい。身体的な問題があり、頸部(けいぶ)に負担をかけてはいけない場合はハーネスを使います。盲導犬のように引っ張らないことをきちんと訓練した成犬ならば、使用しても問題ありません。また引っ張り防止用のハーネスもあります。
リード(引き綱)
普段の散歩やしつけには短めのリードがよいでしょう。広場などで運動させる時は、ロングリードや伸縮リードが便利です。ただし、他の人に迷惑をかけないよう使用場所を考えてください。
ウンチ袋
散歩中に愛犬が排便をしたら、必ず持ち帰るのが飼い主の責務です。犬の排せつの処理をしないマナーの悪い飼い主がいると、多くの人の迷惑になります。また、犬の立入禁止場所が増えることにもなりかねないので気をつけてください。また他人の家の門や花壇にオシッコをかけるのもマナー違反。ニオイを嗅ぎはじめると、そこで排せつする可能性が高いので素早く移動させるか、あらかじめ近づけないようにしましょう。
おやつとおもちゃ
散歩はしつけの大切な機会でもあるので、「オスワリ」や「マテ」などの号令に従えるようしておきましょう。号令に従ったら、ほめておやつやおもちゃを与えると、犬はさらに喜んで指示に従うようになります。
12.早めに去勢・避妊のことを検討しよう
小型犬のメスなら生後7〜10カ月、中・大型犬でも8〜12カ月ではじめての発情期を迎えます。
発情に気がつかず公園に行ったら、他のメス犬に攻撃をしてケンカを始めた、オス犬が集まってきて襲われることもあります。
またオスの場合は、発情期のメスを追いかけて脱走することも。
オス同士のケンカもよく見かけます。どちらにしても、繁殖させる予定がないのなら、病気の予防にもなるので去勢・避妊を検討しましょう。健康上問題がなければ、メスもオスも生後6カ月頃から、手術が可能です。メスの場合、乳腺腫瘍の発生を抑えるなら初回の発情前に手術行うのがおすすめです。
また、マーキングなどのクセをつけたくないオスは、その行動を起こす前に手術するのがおすすめです。
メスの避妊手術
【メリット】
- ・子宮蓄膿症・乳腺腫瘍などの病気の予防
- ・偽妊娠による、乳腺腫大・乳汁分泌・巣作り行動・食欲低下がなくなる
- ・生理的・発情的ストレスがなくなります
- ・発情期にオス犬に寄られて、愛犬を守る苦労から開放されます
- ・犬が利用OKの施設をいつでも利用できます(発情中のメスは立入禁止のカフェやドッグランも多い)
- ・望まない妊娠がなくなります
【デメリット】
- ・出産することができません
- ・適切な運動と食事管理をしないと太りやすくなります
オスの去勢手術
【メリット】
- ・睾丸腫瘍・前立腺疾患・肛門周囲腺腫瘍・会陰ヘルニアなど将来的な病気の予防
- ・尿マーキング、マウンティングなどの行為が減少
- ・生理的・発情的ストレスがなくなり、精神状態が比較的穏やかになります
- ・発情期のメスを追いかけてトラブルを起したり、メスを求めて脱走する危険から開放されます
- ・オス同士のケンカや攻撃性を減少させます
【デメリット】
- ・交配させることができません
- ・適切な運動と食事管理をしないと太りやすくなります

























