- HOME
- >>
- ペティオマガジンのペット専門家ファイル
- >>
- 高山 孝博さん

勤務医として4年、たかやまペットクリニックを開業して8年。この仕事には大変なことも多いのですが、良かったと思える瞬間があるからこそ、続けられるのだと思います。今の仕事のやりがいといえば、病気を治療して、動物たちが再び元気になってくれること。そして、その元気になったペットを見て喜ぶ飼い主さんの姿です。皆さんのうれしそうな顔を見れば、徹夜で付きっきりで処置をしたことや辛かったことはすべて吹き飛んでしまいます。頑張って良かったとつくづく感じる瞬間ですね。


以前も心臓の病気を持つマルチーズを診察したところ、急性肺水腫になっていたのです。これは心臓病の1つなのですが、肺に水が溜まって命を落としかねない状態でした。すぐに救命処置として、呼吸を確保するために気管チューブを入れたところ、肺に溜まっていた水がチューブから溢れ出てくるほどの状態で、呼吸も停止。「もうこれは助からないんじゃ…」という予感も一瞬頭をよぎりました。しかし、なんとか助けたいという思いで取り組んだところ、スムーズに水が抜け、呼吸も奇跡的に再開。きちんと治療を施せ、助けることができたのです。やはり、その時はうれしさが込み上げ、この仕事へのやりがいを実感しました。今、そのワンちゃんは月に1回薬の投与のために通院していますが「毎日元気にしているんですよ」と答えてくれる飼い主さんの笑顔を見るたびに、本当に良かったと思います。
逆に手を尽くしても助からないこともあります。それもこの仕事の現実ですが非常に辛いです。毎日いろいろなペットと出会いますが、大切な命だからこそ精一杯の治療を行っていきたいと思っています。























